2014年11月8日土曜日

真新しい道着軍団

先々週の稽古。

お~、初心者軍団が、一斉に藍色になってた~。

お母さんたちも熱が入ってきたなぁ。


真新しい気持ちに、真新しい道着。


いま、絶頂に剣道が楽しいに違いありません。
いいですね~。

お友達がいる楽しさもあるでしょうし、
少しずつ竹刀の振り方や、送り足が上達する実感もある。
はやく、面をつけて先輩たちと稽古がしたいという希望もありますよね。

時々、気持ちが高ぶって変なノリの返事が聞こえてきますが、
そこは東先生、こどもたちを上手に束ねて指導しています。
さすが、人徳。若いのに、やるね!



さて、そんなこどもたちですが、
同じ時期に入会したからといって、
みんなどんぐりの背比べのように進歩するわけではありません。

ここからどんどん個人差が生まれる。

その個人差にお母さんたち、やきもきしなければいいな。

基本はしっかり身につけたほうがいいから。
そのこどもに合ったスピードで稽古を積んだほうがいいんです。
でもね~、親って欲張りというか、他のお子さんと比較しちゃうんですよね、我が子を。

稽古を重ねていくと、見ているだけの母としては自分のこどもの不甲斐なさが気になってしょうがない。
声が小さい、よそ見をしている、先生の話を聞いていない、
言われたことが直らない、なんだか上達しているような気がしない・・・

でも、はっきり言っておきます!
私も母親として見ているだけのときはそう感じてきました。
息子にきつい言葉を投げてしまうこともありました。
息子がどんな気持ちで稽古に臨んでいるかを垣間見ようともせずに。
ところが、
実際に剣士として稽古を積むと、
そう簡単には上達しない・・・稽古がキツイ・・・・悔しい・・・・楽しくないときだってある・・・・
剣道していない母親から、ああだこうだと上から物を言われていた息子に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。実際、謝りましたもの。

叱咤激励は必要なんです。
こどもだから、親の強引な先導が必要なんです。
でも、でも、
その子が出せる成長の速度以上の期待を押し付けない方がいいです。
親が焦らないほうが、こどもはのびのびと剣道を楽しむと思う。
そして、こども以上に剣道の知識と見る目を養ったほうがいい。
こどもに何かをいうときは、理詰めのほうが納得を引き出せるから。

見取り稽古八段なんて言われているW母さんのように、剣道はやらないけれど、
剣道をよく知っている方が、我が子を的確に支えていけると思います。


こどもたちはやがて競技の世界に入ります。
いやおうなしに勝敗を経験します。
そうすると、自分より上がいる、そのまた上もいるというように、
剣道の広い世界で自分自身を見つけ出していくでしょう。
本気になれば、稽古をおのずと増やす努力も始めるはずです。


こどもたちが会だけの稽古で満足がいかなくなってきたら、
ぜひ、西区体育館や西区合同稽古会にご一緒しましょう!

なんだったら、お母さんたちも一緒に剣道をはじめませんか!!!