2014年5月3日土曜日

剣道は「稽古」  練習ではない を考える

うわ~。
難しいタイトルです。久しぶりのアップなのに(笑)

さて、みなさん「稽古」とはどういう意味かご存知ですか?

なぜ剣道では、スポーツでいう練習とは言わずに「稽古」というのでしょうか。

「稽古」の「稽」は、考える。という意味があります。
そこにとどまる、という概念もあります。

「稽古」の「古」は、いにしえ。昔のこと、です。

昔のことを書物などから紐解いて考えてみる、これが「稽古」です。




剣道を指導されてる方がたは、必ず「考えて稽古をしろ」といいます。

ただやるだけでは「稽古」ではないのだと。

昔のことを振り返って考える、という大義にはいくつもの解釈があると思います。


例えば、現代剣道がどのようにして成り立ったのか。それ以前の武士における剣術はどうであったか。

加えて言うならば、一本の面打ちをしたその瞬間から、面打ちをしたことは過去となり、
その過去を振り返って、自分の一足一刀はどうだったのか。

そういったことを考えて鍛える。


窓の外ではサッカー少年たちが練習しています。

私たちは「稽古」をしています。

古きを知って先を見る。
なんて素晴らしいことでしょうか。

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